<女川町商工会青年部>「リアスの戦士イーガー」がDVD化されます。

ご当地ヒーローをDVD化 宮城・女川町商工会青年部

被災地で行われたDVDの撮影でポーズを取るイーガー

   宮城県女川町商工会青年部が生み出したご当地ヒーロー

  「リアスの戦士イーガー」がDVD化される。

  東日本大震災の被災地で活躍するヒーローにほれ込んだ映像作家に

  俳優やプロのスタッフが協力し、町内で撮影された。

  復興に向かっていく町の姿を記録したり、観光PRに活用したりする狙いも込めている。



   イーガーは、海の事故で亡くなった青年が伝説の「ゴールデンウミネコ」の魂と

  一体化して生まれ変わり、女川の平和を守るため「ワルワル団」と戦う-という設定。

  青年部が2010年に考案し、イベントでショーを披露するなどしてきた。

   DVDのタイトルは「リアスの戦士イーガー・外伝」で、

  神奈川県逗子市の映像作家鈴木佑介さん(34)が企画した。

              誕生の時期を震災後とアレンジするなど、シナリオも手掛けた。

               鈴木さんの妻で写真家の麻弓さん(35)は女川町出身。

              実家も被災し、一緒にたびたび町を訪れた。

              青年部メンバーが地域を元気づけようと、震災後もショーに奮闘しているのを知り

              「素人が仕事を抱えながら頑張っている姿に感動した」と映像化を持ち掛けた。

               5月中旬から、町内各地で撮影した。特撮番組でヒーロー役を演じるアクション俳優

              がイーガーに扮(ふん)し、有志の舞台俳優やスタッフ約20人が参加。

              住民も出演し、大道具作りなどは青年部が請け負った。

                              編集中のDVDは30分の物語を2話収める予定で、9月の発売を目指す。

              今回の作品の売れ行き次第だが、復興が進む町の様子を継続的に映像で捉えるため

              シリーズ化も視野に入れている。

               鈴木さんは「変わっていく町、暮らしている人々の姿を記録したい。見た人に、

                    女川に遊びに行ってみようと思ってもらえるDVDに仕上げたい」と意気込む。

               青年部の赤間悌博部長(39)は「自分たちが演じるイーガーとは次元が違うが、

                    DVD化で幅広い人に知ってもらえるのはうれしい」と完成を待ち望んでいる。


                                        河北新報 2013年06月06日木曜日の記事より